高額なアイクリームが多い中、低価格で人気を集めているアイクリームと言えば、アイキララとメモリッチです。
男女を問わず今話題のアイクリームを費用、成分、サービスなどを比較しながら、それぞれを実際に体験して比較してみました。
アイキララとメモリッチ どちらを選べばよいか徹底比較してみた
アイクリームは高い!と思っていたら、次々に低価格で購入しやすい目の下のくま、しわ、くすみの悩みに使ってみたいアイクリームが登場してきました。
1万円近くしていたアイクリームに比べて、双方ともなかなか保湿力があって驚きました。これなら長く使ってみたい!と思えるアイクリームだと思いましたので、人気の2つのアイクリームを購入者の目線で徹底比較してみました。
アイキララとメモリッチを体験してみた
アイキララとメモリッチを手の甲に出してみると、同じような白いクリームです。
出した直後は、メモリッチよりもアイキララの方が硬くて濃厚なテクスチャーです。
それぞれのクリームを伸ばしてみると、基本的に両方とも軽くて伸びやすいクリームです。メモリッチは初めから伸ばした後もあまりテクスチャーの変化がないのですが、アイキララの方は指で温まると油分が多いクリームに変化します。
良く肌になじませると、メモリッチは肌に浸透して肌表面のべたつきは減りますが、アイキララは油分がずっと肌表面に残ります。
両方とも保湿効果が高いと感じますが、アイキララは肌の表面のべたつき感、油分の多さが長く残るので、割とさらっとするメモリッチと比較したときに保湿効果が高いのはどちらか-となると個人の肌質によっても意見が分かれるように思います。
【体験後の感想】
私の目の周りの主な悩みは、目の周りの乾燥、乾燥による小じわ、茶くまです。
1.高い保湿力と使い心地の比較
どんな悩みに関しても、まずは長時間しっかりと保湿してくれないと話にならないし、低刺激でないと敏感肌には使えないので、そこにポイントを絞って使ってみました。
その保湿と低刺激性という2点においては、アイキララもメモリッチも私にとっては高評価でした。
ただ、年齢肌の私は、スキンケアの最後に顔全体にしっかりと保湿力のあるクリームを使っているので、目の周りがあまりべたつかない方が合っていました。だから、肌表面のべたつきがほど良いメモリッチの方が使いやすかったです。
メモリッチには保湿力の高いペプチドが5種類、セラミドが3種類も入っていてどれも肌に低刺激です。
この点がべたつかないのに保湿効果の高さを長時間持続できて、肌にも優しくて安心!-を実現できているポイントだと思います。
が、保湿という面では、真夏に使う場合を考えると、ほど良い植物由来の油分で肌の油分を補ってくれるので、スキンケアの最後に重い美容クリームを使わなくて良いのはアイキララの方です。
メイク崩れが気にならなければ油膜を作ってくれるアイキララも悪くありません。個人的にはアイキララのシア脂が高い油膜を作っているような気がします。
ともかく、両方とも保湿力は高いので、肌質、季節によって自分に合うテクスチャーで選ぶといいのではないでしょうか。
2.目の下のくまに効果があるのはどっち?
保湿力が高ければ、美容効果も自然と高くなります。その保湿力はアイキララとメモリッチ共に高いので、目の下のくまへの効果はどうなのかを成分でチェックしてみました。
目元ケア用に万能な成分として開発されたハロキシルという成分があります。このハロキシルがアイキララとメモリッチには入っています。
【ハロキシルに配合されている成分】
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このハロキシルのメイン成分が、ルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7といった成分で、繊維芽細胞を活性化させることによって、目元の青くまの原因となる血行不良、茶くまの原因の色素沈着やシミ・くすみのケア、黒くまの原因のたるみ減少に役立ち、目の周りのアンチエイジング効果が期待されます。
より具体的に言えば、目元のむくみを抑える、コラーゲン生成を助ける、血行・リンパの流れを促がす、目元のリフトアップ-などが期待されるるハロキシル。このハロキシルがアイキララとメモリッチに配合されています。
配合されている量は企業秘密ですのわかりませんが、低価格なのにハロキシル入りなので、ある程度使えば目の周りの悩み解消には役立つと思われます。
3.ハロキシル以外の成分比較
ハロキシル以外の有用成分として、その他のペプチドやセラミドと、ビタミンC誘導体、植物油が挙げられます。
① メモリッチには4種類のペプチド、3種類のセラミドがさらに配合されているので、その種類は明らかにメモリッチの方が多く、エイジング効果と保湿効果がさらに期待できそうです。
② ビタミンC誘導体はそれぞれ以下のように配合しています。
アイキララ-ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸→美白効果
メモリッチ-3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(浸透型ビタミンC誘導体 3LGA)→美白効果、セラミドの生成を促す効果
アイキララは茶くまケアに美白効果が期待されるミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、メモリッチは美白効果とセラミド生成を促すと言われる3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸が配合されています。
③ 植物油は、以下にまとめたようにメモリッチの方がたくさん配合されています。アレルギーがある方はヒマワリ種油など注意が必要です。
以下にハロキシル以外の有用成分をまとめました。成分の種類はアイキララよりメモリッチの方が断然多いです。
が、成分の配合量ははっきりとわからないので効果効能は比較できませんし、植物油の種類が多いとアレルギーのリスクも高くなるという面もあり、一概にどちらがおすすめとは言えませんので、あくまで参考にしてください。
<アイキララの有用成分>
ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、アンズ核油、アボカド油、カニナバラ果実油、ヒマワリ種子油
<メモリッチの有用成分>
3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、カプロオイルテトラペプチド-3、トリフルオロアセチルトリペプチド-2、ペンタペプチド-18、オリゴペプチド-6、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、水溶性プロテオグリカン、ヒアルロン酸Na、ヒメフウロエキス、ダイズ発酵エキス、シャクヤク根エキス、コプチスチネンシス根茎エキス、セイヨウトネリコ樹皮エキス、セイヨウオオバコ種子エキス、ノイバラ果実エキス、サトウカエデ樹液、ヒマワリ種子油、キョウニン油、アボカド油、ローズヒップ油、ダマスクバラ花油、ベルガモット果実油、ビターオレンジ花油、ラベンダー油、スクワラン
総合的な美容効果がどちらが高いかは、ハロキシルの含有量も明確にはわからないので何とも言えませんので、個人個人の判断に任せられるのかもしれません。
アイキララとメモリッチのスペック比較
アイキララ | メモリッチ | |
容量 | 1本 1ヶ月分 10g | 1本1ヶ月分 15g |
価格 | 定価 ¥2,980 | 定価 ¥3,300 |
お得な定期購入 | いつでもやめられるお試し定期コース 1本 ¥2,682(全額返金保証付き) |
いつでもやめられるお得定期コース(3本) 1本当たり¥2,327(本とも全額返金保証付き) |
1日当たりの価格 | 約¥92(ゆうパケット使用の場合) | 約¥75 |
送料 | ゆうパケット¥181 ゆうパック¥426 | 送料無料 |
全額返金保証 | 注文者本人のみ返品保証の対象。 15日以上使った後、25日以内に連絡をすること |
【お試し定期コース】【人気NO,1のお得定期コース】を公式サイトから購入した場合のみ対象となり、購入後30日以内に連絡すること |
使いたい悩み | 目の下の悩みに特化している。特に3種類のくま、しわ、たるみ | 目の周りの悩み全般。くま、乾燥によるしわ、シミ、くすみ、たるみ |
成分の特徴 | 血行促進のビタミンK、たるみに浸透力特化型ビタミンC誘導体、シミにハロキシル(2種類のペプチドを含む)、6種の植物油 | 浸透型ビタミンC誘導体、アイキシル(5種類のペプチド)で肌のハリアップ、3種類のセラミドで保湿、5種類の植物油 |
無添加成分 | パラベン、アルコール、タール系色素、合成香料、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、鉱物油、合成着色料 | パラベン、アルコール、タール系色素、合成香料、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、鉱物油、合成着色料 |
使った感想 | 植物由来の油分で長時間保湿ができる | ペプチドとセラミドによる保湿が長く続く |
おすすめポイント | 目の下のくまをケアしたい人におすすめ | とにかく保湿力がほしい人、目の周りの乾燥を解消して目の下の悩みを解消したい人におすすめ |
デメリット | 肌表面が少しべたつくので、メイク崩れが気になったりべたつきが苦手な人は合わない可能性がある | 油分でしっかり膜を作りたい人はもの足りない可能性があるが、ほど良いしっとり感があるので幅広い人に人気が出そうな気がする |
@コスメによる評価比較
アイキララとメモリッチは、共に低価格で同じような時期に販売されたアイクリームです。
ネット上では、すさまじい宣伝合戦が繰り広げられていますが、@コスメでもそれぞれの口コミ、評価が掲載されていました。私がチェックした2018年9月時点では、アイキララの評価は★★、メモリッチは★★★★でした。
まだまだ体験者が多くはないのでこれから双方とも評価は変化していくでしょうから、あくまでも参考までです。
今まで、POLAに代表されるように高価なアイクリームが多かったので、使ってみたくても手が出なかった人もいるでしょう。これからは低価格で目の下の悩みにどれだけ効果を実感できるかを競うアイクリームが多く登場しそうです。
化粧品であるアイクリームを選ぶ際のポイント
日本において薬機法という法律によって、アイキララもメモリッチも化粧品に分類されています。化粧品でたるみは改善できないし、してはいけない決まりなので、それぞれの公式サイトにはたるみに効果があるような表現があってもあまり過大な期待をしない方が良いと思います。
例えば、「目の下のたるみ」は、紫外線や加齢の影響で皮膚のハリや弾力が低下し凸凹ができる内部変化です。
それまで皮膚の奥にきちんと収まっていた眼窩脂肪が抑える力の低下によって前面にずり下がってきている状態なので、そうした皮膚の内部の変化を改善できるのは美容外科のプチ整形などの医療行為だけです。
化粧品に許可されている領域は、肌の表面の角質層までのケアと限られています。角質層といえば、主な役割は保湿、バリア機能を整えることです。
よって、化粧品に含まれるアイクリームも、本来は角質層の水分量をいかに保つか、失われないようにケアできるか-が問われる製品ですので、「実際に使ったら予想以上の効果が得られた!!」というのはいいのですが、初めから宣伝文句を鵜呑みにしすぎるのは得策ではありません。
※ ただし、研究結果ではペプチドなどが角質層以外にも浸透してエイジング効果を発揮している事実が出ているので、メーカー側は化粧品であってもたるみやしわにも効果がある!と堂々と表記している場合もあります。
そこで、アイクリームを選ぶ際には、まずは保湿力にポイントを絞って選ぶことをおすすめします。保湿力が無ければ美容効果は望めません。
そして、毎日続けるためには、価格、肌に優しい低刺激性が重要です。
高価でも構わない人は別として、低価格で低刺激のアイクリームをまずは3ヶ月続けてみる-これが最も自分に合うかどうかを見極めるポイントだと思います。