201812/18

美白熱望者必見!東洋医学の美白に効くツボ&マッサージ

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美白に悩む女性

ツボ押しとかツボマッサージって、腰痛、肩こりを想像しませんか?どこか痛くなったり不調になった時に、体調を元に戻したり健康増進のために行うというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?

でも意外にも、美容にも効果があるというツボがたくさん存在し、シミ・美白に効くツボもあります。おまけに化粧品は顔だけに効果がありますが、ツボ押しやツボマッサージは、そこだけにとどまらず顔全体、全身への効果も期待できるのがすごいところです。

その中から生活に取り入れやすい9つのツボをピックアップしてみました。それらの効果的なツボ押し・マッサージのコツもご紹介します。

「食事やスキンケアで、シミ対策を頑張っているのにシミが減らない。年々増えていく・・。」というシミに悩むアナタも、「お金をかけずに気軽にできる美白ケアが知りたい!」なんていうアナタにも、あらゆる美白を求める人におススメのツボ押し・ツボマッサージ方法です。

ツボ押しで美白ケア

ツボ押しで美しくなる理由

ツボ押しで美白ができるなんてかなり意外に思う人も少ないのではないでしょうか。

シミは、紫外線だけでなく女性ホルモンの乱れ、ストレス、加齢、肌への強い刺激なども原因になります。

しかし、ハイドロキノンなどのように、直接シミを単色化する成分でもない限りはシミを薄くしたり消したりすることは困難ですが、シミの予防やできてから時間が経っていないシミに対しては、スキンケアと同様に美白に効果があるツボを押すことで美白効果が期待できると言われています。

ツボ押しによる美白効果とは、具体的には全身の気、血の循環を良くして新陳代謝を促すことです

新陳代謝が低下すると、新しい肌細胞の生まれ変わりも遅くなるので、メラニン色素を含んだ細胞が長くとどまってシミができます。

紫外線だけでなく女性ホルモンの乱れ、ストレス、加齢、肌への強い刺激によって、生成され増加するメラニンも、新陳代謝が盛んになればどんどん排出されるので、シミや肌のくすみの元メラニンを溜めずに済み、透明感のある美しい肌をキープできるというわけです。

 気・血・水の流れ

ところで、私たちが通常ツボと呼んでいるものは、いったい何なのでしょう?東洋医学におけるツボは、おもに経絡の上にある気の出入り口と考えられています。

経絡の上にある気の出入り口

引用:目白鍼灸院 ツボ&経絡断面図

東洋医学ではツボで身体の中と身体の外の「気」が交通していると考えています。
下の絵はツボを断面から見た模式図です。
ツボは経絡という体の中にある気の流れ道の上に有るのです。

ツボは病気など身体の内部の変化が経絡を通じて「反応」として現れやすいポイントで、この「ツボの反応」には主に、

①陥没(凹へこみ)・突出(凸でっぱり)
②色の変化(くすんできたり、赤くなったり、どす黒くなったり様々な皮膚の色の変化)
③温度の変化(部分的に温かくなったり、冷えていたり)
④触覚変化(痛い、鈍感、ヒリヒリ、くすぐったいなど)
⑤その他(発汗、硬い、ザラザラ感、皮膚乾燥・・・)

など健康状態によりさまざまです。

この図の中に3つほどツボの模式図が描いてありますが、左から凸、色素変化、凹のツボが有りますね。
引用:目白鍼灸&目白漢方日記

東洋医学では、命の営みには気・血・水が必要であり、それらがスムーズに流れ体内をめぐっていれば健康であり、また、どれかの流れが阻害されたり滞ったり量が不足すれば、健康のバランスが崩れて体に不調が生じると考えられています。
私たちの体には、361ヶ所ものツボが経絡のライン上にあります。経絡は血と気の通り道なので、血と気が停滞したり滞ったりすると、全身の細胞に栄養もエネルギーも届けられなくなり、同時に水の流れも影響受けて滞ると老廃物の排出ができなくなるので、身体に不調を引き起こしたり病気になったりします。

また、健康面だけでなく、美容面でも悪影響を受けて、身体がむくむ、肌荒れ、たるみ、太りやすくなるのも経絡のつまりや滞りが原因であるので、ツボを刺激してつまりを改善し、滞りをなくすようにケアすることは重要です。

上図に示されるように、ツボとはその「気」の出入口なので、ツボの状態から内臓の様子も推測できるし、薬に頼らずに身体の調子を整える方法としてツボ押し、ツボマッサージはとても簡単で有益です。

このようにツボ押し、ツボマッサージをするツボには、美白に効果があるツボもあるので、スキンケア製品や美白用飲み薬に加えて、自分だけでできるお金のかからない美白方法として覚えておくと便利です。

ツボ押しの基本的なやり方

(1)ツボ押し

基本的なツボ押しは、親指の腹でゆっくり3秒押して1~2秒そのまま静止し、また3秒かけてゆっくり力を抜きます。これを同じ部位で3~5回繰り返しますが、抑える力加減はイタ気持ち良いくらいがちょうど良いと言われています。

また、できる場所では、人差し指、中指、薬指の指3本を使用して押すと確実にツボを押せますし、かかとなどの硬い場所は両方の親指を使ってしっかり力を入れて押すのが望ましいです。

(2) ツボマッサージ

指の腹を1~3本使って、ツボのあたりをゆっくりと円を描くように回す方法です。気持ち良い程度の力加減で、皮膚を引っ張りすぎないように気を付けるのがポイントです。

ピンポイントでツボを押さえられないときは、こちらの方が確実にツボを刺激できるやり方です。

(3) その他のツボ刺激方法

手の指を使ったツボ押しやツボマッサージ以外にも、お灸、ホットパック、貼る鍼、つまようじなどを使った方法があり、温度や物理的な刺激をより長時間与えられたりより強く与えることができます。
例えば、肩こりがひどくて血液の循環が悪いとき、全身の冷えを改善したいとき、足の裏や頭にピンポイントで強い刺激が欲しい時に便利です。

シミを美白するツボ押し、マッサージ方法

美白に効果があるツボ-シミ、くま、くすみを目立ちにくくする

お肌のお手入れの途中や後にこのツボ押しをすると、血行促進させ、顔の筋肉をリラックスさせて顔のむくみを減らしてくれます。また、代謝が高まるのでくすみのない透明感のある肌へとサポートしてくれます。

① 攅竹(さんちく)

美白のツボ攅竹

攅竹(さんちく)は、左右の眉頭のくぼんだ部分にあるツボです。ここを親指の腹で上に持ち上げるように、イタ気持ちいいくらいの強さで押すと、目の周りの血流を促進し代謝を高め、くま、目の疲れ、シミ、そばかす、かおのくすみ、しわ・小じわにも効果が期待できる、アンチエイジング効果の高いツボと言われています。

また、目の周りには、眼精疲労や目の下のくま、目の周りのくすみに効果が期待できるツボがたくさんあります。眼球の周りの骨に沿ってゆっくりと指の腹を使って押していくのもおすすめです。

 ② 四白(しはく)

目元の血行促進するツボ 四白

黒目の中央から指1本分くらい下にあるのが、四白です。

パソコンやスマホなどを使いすぎ疲労がたまって目の下が落ちくぼんだように見えるのは、血液が不足しているのが原因です。血液が不足してお疲れ顔になった時、四白をツボ押しするとくぼみが改善されて目元が明るくなります。

目元に疲れを感じたら、お疲れ老け顔になる前に四白を押してくぼみを予防しましょう。

また、四白は、眼精疲労の他にも目元のくま、目の下のたるみ改善に効果が期待できるツボなので目元全体の若返りに効果が期待できるのです。

指の腹を3〜5秒ゆっくり押し込むようにして、ゆっくり離していきます。3回繰り返すとじわーっと温かくなるのが感じられます。

③ 太陽

肌の生まれ変わりを促進させるツボ 太陽

太陽(たいよう)は、眉毛の外端と目じりの中間の1指(1寸)後ろのくぼみにあるツボで、こめかみのくぼみの目尻に近い場所にあります。

太陽のツボを刺激すると肌の生まれ変わりを促し、できてしまったシミを薄くする効果も期待できると言われています。指の腹を使って3〜5秒ゆっくり押しては離します。徐々に強くしていくように押すのもおすすめです。太陽は頭痛にも効くと言われています。

 

四白、太陽というツボと近い場所にあり、同じように滞っている血流を改善する目の下、横にあるツボをまとめて紹介します。

④ 睛明(せいめい)、承泣(しょうきゅう)、瞳子髎(どうじりょう)

目の下の血行促進でくま改善に効果がある睛明、承泣、童子髎

パソコンやスマホの使用で目の周りが疲れた、瞼が思い、目がしょぼしょぼすると感じたら、目がかなり疲れて眼精疲労を起こしています。

睛明、承泣、瞳子髎のツボを押すと、滞っている血の流れが改善されるので眼精疲労が速攻的に解消されてすっきりして、目ぢからもアップします。

さらに、血行促進によって目の下のくまを薄くし目立ちにくくしたり、また目の下のくま予防にも効果が期待できます。目の下のくまやくすみが改善されれば透明感が戻り美白効果も期待できます。

目の下の血行が悪くなるとくまやくすみだけでなく、たるみも悪化しますので睛明、承泣、瞳子髎のツボ押しを習慣に取り入れて目の下の若返りを目指したいですね。

●睛明は、左右の目頭の骨の近くにあるくぼみにあります。眼精費用による眠気解消やドライアイにも効きます。眼球を傷つけないように軽く指の腹で3~4回くらいツボ押しをします。力を入れすぎないようにしましょう。

●承泣は、目の下の骨の中央部分にあるツボであらゆる眼精疲労に効果があると言われています。中指の腹で5秒くらい軽く押し上げましょう。

●瞳子髎は、目尻から指の幅半分くらい外側にあるわずかなくぼみにあります。指の腹で5秒くらい押します。

これらのツボは眼球近くにあるので眼球を傷付けないように気をつけながら、人差し指、中指、薬指を使って同時に押したり、押しにくい場合はそれぞれ分けてツボ押しを行います。強く押しすぎないようにくれぐれも気を付けましょう。

⑤ 承漿

承漿のツボは顔全体の血行促進に役立ちます

承漿(しょうしょう)は下唇の真下、あごの真中にあり、凹みがあるところの少し下部分にあるツボです。

肌の血行を促進させ代謝をアップさせて乾燥肌を改善する働きがあり、ニキビ、肌荒れ、しみ、そばかすなど肌の悩み全般に役立つツボです。

中指と薬指を使い、強すぎないように5秒押して離すのツボ押しを5回くらい行いましょう。

シミの原因になる色素沈着は、新陳代謝の低下によって生じる場合もあるので、ツボ指圧によって血行を促進させて代謝をあげることが透明感のある白い美肌にはとても重要です。

⑥ 雲門

雲門というツボはリンパの流れを促進しデトックス効果が期待できます

参考:美容鍼灸師マッサージ師上田隆勇著「美容鍼灸師が教える 5歳若返る顔ツボ1分マッサージ」より

シミには、ワキと肩の間にある雲門というツボ押しも効果的です。雲門を刺激すると、胸の前やワキのリンパ節を刺激され血流が促されるため、肌のターンオーバーが活発になりシミの原因となるメラニンを排除してくれると言われているからです。

普通に指圧だけをしてもいいのでしょうが、美容鍼灸師 上田隆勇さんが勧める美容マッサージは、ただ雲門を押すだけでなく同時にワキのリンパ節も押さえる方法です。

雲門とワキのリンパを刺激する美容マッサージのやり方

1.左手の親指で右の雲門の上に置き、その他の4本の指は右のワキを下に置く
2.ニコッと笑顔をつくって鼻からゆっくりと息を吸う
3.口から息を吐きながら左手はワキの下をつまんだまま腕を矢印のように上げて、雲門を指圧しながら腕を後ろに回す。これを左右3回ずつ行う

参考:美容鍼灸師マッサージ師上田隆勇著「5歳若返る 顔ツボ1分マッサージ」

これを行うときのポイントは、「ニコッと笑う」というところです。それはなぜでしょうか?

答えは、リラックスして筋肉の緊張を緩めて行うことが重要だからです。

この指圧しながら腕を動かす美容マッサージによる雲門とワキを刺激は、顔の老廃物をリンパで排出させる際にとても有効な方法なので特におすすめです。

実際、これをやるとすぐに肩こりが楽になって首のあたりもすっきりしてとても気持ち良いです。

⑦ 築賓

築賓はデトックス効果が期待できるツボです

築賓は、両足のくるぶしから指5本分上にあるツボで、少陰腎経という経絡上にありデトックス効果が期待できるツボです。

築賓は腎臓や膀胱などの泌尿器系に作用して、余分な水分や老廃物を外に排出します。こうして下半身の血流が促され全身の血流を促進されるので、女性に多い冷えが改善されます。

さらに、全身の血流が良くなることで新陳代謝の低下、肌のくすみ、脚のむくみなどが良くなれば、肌のターンオーバーが整えられ、くすみ肌もワントーン明るい肌に近づけるでしょう。

このように築賓は、シミ・色素沈着に有効な「美白のツボ」として知られているツボなのです。

まとめ

女性は美白にとても気を遣います。なぜって女性が肌の悩みで最も多いのがシミだからです。加齢とともに肌老化、ホルモンバランスの乱れによってもシミやくすみは増えます。

化粧品、サプリメントなどの今までのシミケアに美白に効果があるツボ押しを加えると、顔や全身の血行促進やデトックス効果によってシミの原因メラニンの排出がアップしたり、新しい細胞に生まれ変わるターンオーバーが整うなどの効果が期待できます。

毎日、どこでもできるツボ押しを美白ケアの習慣に加えれば、お金もかけずに知らない間に美白効果がアップするかもしれません。

まだ、美白だけでなく目の周りにたくさんあるツボは、目の周りの若返り効果や眼精疲労が期待できますので、家事や仕事の合間に1、2分のリラックスタイムにしてはどうでしょうか。

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